
【内容量】50g

手間暇かけた、オーガニックの緑茶

鹿児島県の霧島から、有機栽培の緑茶をご紹介!
そして、1種類の茶葉を3通りの味で楽しめる方法もお教えします。
皆さんは、日常的にどんなお茶を飲んでいらっしゃいますか?
紅茶やコーヒー(お茶ではありませんが)、烏龍茶、ジャスミンティーなどの中国茶、
ルイボスティーやプーアール茶など、様々なお茶がありますが、
日本人なら忘れてはならないのが日本茶、つまり緑茶ですね。
緑茶は「日本茶」と呼ばれる通り、日本で栽培されているお茶のほとんどは緑茶です。
INYOU読者の方は、「お茶の栽培には農薬をたくさん使う」というイメージがあるのではないでしょうか。
畑によって差はありますが、5〜10回以上も散布するのが一般的だと聞くと、
どんなお茶を選ぶかは非常に重要ですね。
こちらのお茶は有機JASの認証を取得したお茶。
化学肥料も、化学農薬も使用していないので安心して飲むことができるのです。
お茶の種類は以下の6種類

旨芽(うまめ)
茶葉の上の方の若い芽だけを摘んて茶葉にしました。
とても甘みがあり、茶葉に湯を注ぐとすぐに色が出ますので、
味も見た目も爽やかなお茶です。
なごみ
日常使いにオススメの茶葉です。
オーガニックなお茶の中でも比較的価格を低く設定しているので
毎日の食後のお茶として、がぶがぶと手軽に飲んでいただけるお茶です。
日常使いのお茶だからこそ、美味しいものを飲んでくださいね。
玉露
栽培の工程で日光を遮断することで光合成が抑えられ、
渋み成分のカテキンが少なく、旨味成分のテアニンが多いお茶になります。
玉露の有機栽培は非常に難しく、希少です。
低温のお湯を少なめに注いで、濃厚な旨味と海苔のような香りもお楽しみ下さい。
てづみ
小さな若芽を一芽ずつ丁寧にてづみするのは、熟練の職人であっても一日に1kgがやっと。
爽やかな旨味を楽しめます。
よろこび
どなたにも人気がある、おすすめのお茶です。
お話を伺った製茶工場主の奥様である西さんも、一番お気に入りだそうです。
有機抹茶玄米
抹茶玄米茶というと、廉価なお茶を想像するかもしれませんが、
こちらは、有機緑茶と有機玄米を使用した、あっさりとしつつ香ばしいお茶です。
体に良くて美味しいものを、安心して口にしてほしい

もともとは先代の社長が「化学肥料や農薬を使わずに、体に良いものを作りたい。」と
20年も前から有機栽培に取り組み始めたそうです。
有機栽培をする際には、お米でも野菜でも問題になるのが近隣から飛んでくる農薬などです。
西さんの茶畑は山の上にあり、周囲の影響を受けなかったことは幸いでした。
有機栽培は茶畑と向き合うことで、毎日変わる畑の様子を見逃さずに対応する必要があります。
ルーティン作業ではなく「今日、何をするか」は毎日違うのです。
そんな風に大切に育てられた茶葉だからこそよけいに、飲むとホッとできるのかもしれません。
急須で入れる楽しみ

実は、今回ご紹介するお茶のうち4種類は、
すでにティーパックとしてINYOUマーケットでお取り扱いしています。
ティーバックはこちら
でも、お茶屋さんとしては「急須で入れたお茶」の美味しさや楽しみを
お伝えしたいという想いがあり、茶葉を出品していただく事になりました。
急須で入れることのメリットは、
・好みの濃さや味で飲めるということ。
・何煎も飲めるのでお得で、しかも出がらしも美味しく食べることができること。
・そして、お茶を入れる時間を楽しめること。
お好みの濃さと味を楽しんで

お茶は入れる茶葉の量やお湯の温度によって味も成分も変わることをご存知ですか。
お茶らしい濃厚な味を楽しみたい時
お茶の入れ方として一般的な80度以上のお湯を注いだ場合は
渋み成分のタンニンやカテキンが出ますので、濃厚な味わいを楽しむことができます。
甘みや旨味を味わいたいとき
40度くらいのぬるめのお湯でいれたお茶は、甘みや旨味の成分であるテアニンが出ます。
ゆっくりとお茶を楽しみたい時にぜひ試してみたいですね。
沸騰したお湯を、湯のみや湯冷ましを使って、2〜3回注ぎ変えると40度くらいのお湯を作れます。
緑茶もノンカフェインでいただけます!

「緑茶を飲みたいけどカフェインが気になる」という方には嬉しい、ノンカフェインの緑茶も作れます!
緑茶を水出しすると、カフェインの成分は抽出されずノンカフェインになるのだそう。
万全を期すならば、4度以下の氷水で抽出するのがおすすめです。
茶葉を水に入れて5分程度で出来上がります。
今年の夏は、麦茶の代わりに冷たいノンカフェインの緑茶はいかがですか?
フィルター付きのコーヒーサーバーなどに茶葉を入れると便利ですね。
その場合は1日で飲みきる量を目安に作りましょう。日をまたぐと美味しさが落ちてしまいます。
淹れ比べてみました

「よろこび」を使って、低温のお湯と高温のお湯で淹れ比べをしてみました。
左のカップは低温で、右のカップは高温で煎れたお茶です。
見た目にも色が違うのがわかります。
低温で煎れたお茶は、まろやかで甘く、
高温で煎れたお茶は、濃厚で気持ちもシャキッとする旨味を感じました。
ノンカフェインのお茶も暖かくして飲みたかったので
上記のやり方で入れた後、同量の沸騰したお湯を足してみました。
薄めた状態にはなりますが、それでもしっかりと甘みや旨みが感じられて、とても美味しい!
飲んで楽しみ、食べて楽しむ

濃さを変えてお茶を楽しむ場合のコツは、低温のお湯から徐々に高温にしていくこと。
熱めのお湯でも三煎は十分楽しめますが、低い温度から始めると七煎も楽しめるのだそう!
良いお茶を買っても、コストパフォーマンスが良いですね。
オーガニックだからこそ、食べる茶葉!

さらに、こちらのお茶はオーガニックなので食べることもできるのです!
料亭などでは時々お料理に茶葉が使われていますが、自宅で試す方は少ないのでは?
西さんがご家庭で作られるものを参考に、日常的に作れるレシピを試してみました。
●茶葉とちりめんじゃこと白ごまの佃煮
<材料>
お茶をいれ終わった後の茶葉3人分 / ちりめんじゃこひとつかみ / 白ごま大さじ1
醤油・みりん 各大さじ1
小鍋に材料を全て入れ、弱火で5分くらい煮含めて水気がなくなれば出来上がりです。
(この分量だと、おにぎりの具にぴったりの濃いめの味付けになります)
火にかけていると、ほんのり茶葉の甘い香りがします。
とっても美味しいので、ぜひ作って見てくださいね。
他にも、鰹節とあえてごまドレッシングやポン酢で食べたり、かき揚げの衣に混ぜても美味しいそう。
ケーキやクッキーの生地に入れたり、ご飯に炊き込んで見ても良いかもしれません。
ミルを使って粉茶にしても使いでがありそうです。
茶葉にはβカロチンやビタミンE、食物繊維が含まれているので、
飲むだけでなく食べて活用したいですね。
初心者でも簡単な淹れ方

一人暮らしの方など、「急須を持っていない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
お家にあるもので、代用できるものを探して見てはいかがでしょうか。
我が家は、紅茶用のポットを急須がわりに使うこともあります。
また、茶葉の後始末が面倒という方は、ポットの入り口に取り付ける金網を使うと便利ですよ。
出がらしをお料理に使う際にも取り出しやすくて便利ですし、急須やポットを洗うときも
茶葉が注ぎ口に詰まらなくて手間がありません。
茶こしがついたカップで試して、その後気に入った急須を探すのも楽しいですね。
均一ショップなどで、最初は安い急須を買ってみても良いかもしれません。
急須、ポット、茶こし付きカップと、味の違いを楽しむのも楽しいですね。
●お茶の淹れ方
1.急須かポットに茶葉を入れる。茶葉3〜5g(茶さじ1杯)×人数分です。
2.沸騰したお湯を一度カップに注ぎ、30秒〜1分程度湯を冷ます(高温で飲む場合)。
3.急須かポットに2のお湯を入れ、10秒くらい待ったら、湯のみに注ぎ入れます。
お湯は急須に残さす、必ず注ぎ切りましょう。2煎目も美味しく飲むためのコツです。
お茶は喉を潤すだけでなく、心も潤します

私たちが普段お茶を飲みたいと思うのは「ホッと一息入れたい」と思う時が多いですね。
お話を伺った西さんにとってもお茶を飲むのは大切な習慣。
お子さん達も、緊張を緩めたい時、リラックスしたい時に「お茶入れて」とせがむのだそうです。
私たちの心と体は繋がっています。
心が緩めば体は緩みますし、逆もまた然りです。
忙しい現代では、コーヒーやティーパックの紅茶で済ませてしまうことも多いかもしれません。
でも、緑茶をいれるほんのちょっとの時間で、心も体もゆったりとリラックスして
その後のパフォーマンスを上げられることを日本人は知っているのではないでしょうか。
私たちが住んでいる日本の風土で、手塩にかけて育てられたオーガニックの緑茶を
日々の暮らしに取り入れて見ませんか?